育休が明けて、「いざ復職!バリバリ働いて稼ぐぞ~!」と思っていても、現実はシビア…。
保育園に通い始めたばかりの子供は、「え!?また!?」と言いたくなるほど頻繁に感染症をもらってきます。風邪症状や発熱があると保育園は預かってくれないので、仕事を急遽休んで看病をすることに。結果、有休を使い果たして欠勤扱いになったり、仕事に支障が出てしまうケースも。
病気がちな子供を抱えながら、仕事とどう両立していけばいいのか?
現役ワーママの筆者が、解決方法をご紹介します。
夫婦両方の有休で病欠対応
と思っているママさん…そのマインドは非常に立派ですが、無謀です。諦めましょう。
私は復職時に有休が30日あったのですが、最初の2ヶ月で14日使いました😇
(こ、こんなハイペースで溶けてしまっては…秋には有休ゼロだ…😭)と悟った私は、夫にも有休を消化するよう働きかけることに。
夫は急な当日欠勤はできない職種ですが、翌日の有休は頑張れば取れなくもない。それに私自身は、急な欠勤には比較的対応できるものの、3日以上ぶっ続けで休むのは流石に仕事に支障が出てしまうからです。。
保育園からの呼び出し電話を「夫」宛に
ワーママの中でよく話題になるのが、夫の育児への協力度。近年はイクメンも増えてきたようですが、保育園の送迎や発熱時の呼び出し対応を妻に丸投げ…なんて男性も少なくありません。
我が家の夫は割とイクメンですが、子供の体調不良で急遽どちらかがお迎えに行かなければならなかった時、言われたことがあります。
……はい? 私もオフィスで絶賛仕事中ですが???😇
何度もお迎え要請を喰らい、復職1ヶ月足らずで有休を1週間消費した私は考えました。
「そうだ!園からの第一連絡先を夫の職場にすればいいんだ!」
(携帯宛だとほぼ気づかずスルーされるので)
夫「帰りにくい雰囲気がマシになった」
多忙な夫は、産前でさえ深夜近くに帰宅することがほとんどでした。しかし、保育園からの呼び出し電話を夫の職場宛にしたところ、お昼時でもお迎えに行ってくれることが増えたのです…!
会社の電話宛なら、一度は他の人が取り次いで「○○保育園から電話です」と夫に渡る形になるので、やり取りを聞いた職場の人たちが察するはずです。あ、緊急の呼び出しだな、無理に引き止めちゃダメだな、と。実際この連絡方式を採用して以来、夫曰く「早退しにくい雰囲気がちょっとマシになった気がする」そうです。
育児と仕事を両立するには、職場からの理解が欠かせません。保育園からの連絡を通じて、「小さい子供はしょっちゅう風邪を引く」「男性が育児に参加するのは当たり前」といった意識が職場に根付いていくのも隠れたメリットなのかもしれません。
病児保育の利用
「子供が急に熱を出したけど、どうしても仕事が休めない…」という時の救世主!共働き世帯の大多数は利用経験があるはずです。以降では、自治体の病児保育/民間の病児保育それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
自治体の病児保育 メリット・デメリット
- メリット
- 1日の利用料金が安い(約2,000~3,000円)
- デメリット
- 事前の利用手続きが必要で、当日の定員が4~5名程度と少なめ
- 朝イチで予約しようにも電話が繋がりにくい(希望者が多すぎて電話回線がパンク?)
- 「昨日からの連日預かり予約の子で満員で…」と断られることが多い
- 色々な感染症の子と同室で過ごすリスク
私も居住地域の病児保育施設を利用しようとしたことはありますが、上記の理由で結局一度も利用できずにいます😭「空きはあるんですが、手足口病の子とアデノウイルスの子がいます。それでも大丈夫ですか?」と聞かれた際は、集団保育の場ならではのハードルの高さを感じました。
民間の病児保育 メリット・デメリット
- メリット
- 予約のしやすさと安心感
- 前日に予約すればほぼ来てくれる
- 一般的なシッターとは違い、専門の研修を受けた病児シッターが看病にあたってくれる
- デメリット
- 利用料が1時間あたり約2,000~2,500円と高い(入会金や月会費も別途必要)
我が家が利用中なのは、訪問型シッター派遣のフローレンスやポピンズです。コロナ等の感染症による利用者急増を受け、予約枠が取りにくくなっているのも事実ですが、それでも自治体の病児保育施設よりは預け先を確保しやすい点が神…!と思います。料金は高いものの、サービス内容もとても丁寧です◎
まずはお住まいの自治体のHPから、病児保育の預かりを行っている施設があるか&定員数を確認し、その上で民間の病児保育に登録するかを検討していきましょう!
鼻吸い器でホームケア
子供の風邪症状で最もポピュラーで厄介なのが、「鼻水」です。赤ちゃんや3歳くらいまでの小さい子は「鼻をかむ」という方法を知らず、やり方もわからない(言葉が通じない間は教えても無理)ので、大人が代わりに鼻水を取ってあげる必要があります。
吸引措置は耳鼻科でやってもらえるのですが、仕事をしながら連日子供を病院に連れて行くのは流石に無理…。さらにコロナ禍以降、発熱や咳が出ている子については吸引を断られるケースも。つまり親が処置する必要が出てくるのですが、そこで大活躍するのが「鼻吸い器」です。
鼻水を定期的に吸引してあげることで、鼻詰まりによる咳、息苦しさなどの改善が期待できます。また中耳炎予防にもなるので、症状の悪化や長期化を防ぐことにもつながります。
ワーママライフの継続には、夫婦間の連携が重要
働くママにとっては、子供の保育園(幼稚園)入園後が最初の踏ん張り時。想定以上に風邪をもらってきて、仕事と育児と看病の日々に疲れ果てストレスが爆発…!なんて展開を避けるために、病欠時の対応(ママだけが対応するのは難しい点)について、夫婦間でしっかり話し合っておくことをおすすめします。
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